「NESTO」というロードバイクのブランドをご存知でしょうか?
「初心者におすすめしたいエントリーモデル〇〇選」などの記事にほぼ登場することも無く、ニールプライドやサーリーなどの「おっ!」て感じでもなく、ひっそりと息をしているブランド。

メーカーのホダカ株式会社は、1972年創業の日本の自転車メーカー。世界最大の自転車メーカー、ジャイアントの傘下で、関連ブランドとしてママチャリの「マルキン」やスポーツバイクの「KhoodaBloom」(コーダブルーム)を展開しています。

2015年に「CREATE NEXT STANDARD」というコンセプトをひっさげて登場したNESTO、コーダブルームとネストは全く別事業部でノウハウ・リソース一切の共有が無いとかなんとか。
安田大サーカスの団長にバイク一式を提供、スポンサー契約かと思いきや団長のツイッター壁紙はキャノンデール。そして団長ご本人はトライアスロンの猛特訓です。「おもに自転車の内容になるかもです!!」だってさ。いちおうTV出演をつぶやいてるけど、なんだかなぁ。
ブランド価値とかマーケティングって何だろう、そんな事を考えずにはいられない。そんなブランドが「NESTO」です。
団長ニューバイクネスト今シーズンこれで頑張ります!! pic.twitter.com/fJJ039tA4d
— 安田大サーカス 団長 安田 (@dancho_yasuda) February 4, 2018
このデザイン、今のラインナップよりまだ売れそうだけど、残念ながらこれは今のところ団長特注カラー。
全く知らない人と被るとめっちゃ恥ずかしいだろうけど、5台くらいでトレインしてたらきっと壮観という絶妙なライン。商品化するかな?しないだろうなぁ。
カタカナデザインはちょっと心惹かれません?ませんか。
さて、前置きが長いですがなんでこの記事を書こうと思ったかと言うと、僕が初めて買ったロードバイクがこのNESTOの「FALAD-K」というモデルだからです。

上では色々書いてますが、よくやってくれてる自転車なので、愛着はあります。愛情の裏返しですよ。
そんなNESTO FALAD-Kですが、よくある「初心者におすすめのロードバイク〇〇選」系記事では書かれないような、初心者にとって優しいと感じたポイントがたくさんあります。
じゃあ、せめてWebの片隅の先っちょにある僕のブログで、こっそりとそんな「おすすめできるかもしれないポイント」を書いてみようかな、と。
初心者におすすめできる「かもしれない」NESTO FALAD-Kのポイント
とりあえずスペック(クリックで拡大)

車体重量9.7㎏。
十分軽いのでオッケーです。 とりたててヘンな仕様もありません。
おすすめかもポイントその1.サドルが柔らかい
公式でも触れてないんですが、何と言っても最大の魅力はコレです。このサドルの弾力。 買ってすぐサドル換えるってのは初心者には心理的なハードルも高い。

ママチャリと比べるとさすがに硬いですが、ソフトウレタン(スポンジ的なやつ)がしっかり詰まったクッション構造。
初心者に立ちはだかる第一の壁、「ケツの痛さ」を緩和してくれます。あくまで緩和なので痛いっちゃ痛いんですが、乗れないレベルにはなりません。
ママチャリよりもちょっと固く、甘やかしすぎない絶妙なソフト加減が慣れるまであなたのお尻をサポートします。
おすすめかもポイントその2.補助ブレーキ標準装備
補助ブレーキ。

僕が助かったのは下り坂での信号待ち。慣れないうちはブラケットポジション(シフトレバーに手を掛けながら持つ)のブレーキでは下りの信号待ち時間でもつらいんですよね。フラットポジション(ハンドルの真ん中近くの平らな場所を持つ)で握れる補助ブレーキはとても助かりました。
まあ、降りれば済む話ですねー。でも最初のうちは乗り降りも不安なのです。
ちなみにブレーキはアップグレードしてます。FALAD-Kに限らず、どのメーカーのエントリーモデルでも安いブレーキしかついてないので、ブレーキだけはできるだけ早くアップグレードしましょう。

おすすめかもポイントその3.チェーンガード

チェーンリング(フロントのギア)にカバーが付いているので、ジーンズでも汚れにくい。街乗りできます。
おすすめかもポイントその4.コンポがターニー
いちおうシマノ公式では、ロードのラインナップ内なんですがグレード比較記事ではまず取り上げられない不遇のコンポ、ターニー。
きっとルック車とかママチャリについてるせいでしょう。
十中八九バカにされますが、ターニー舐めちゃいけませんぜ。
なんせ、今のギアが目視で分かる。

初心者にとってこの分かりやすさったら無いです。他に今のギアが分かるのはなんと、電動アルテグラ!電動デュラエース!
ちなみにリア変速(右)は親指でトップ側(重く)、ブレーキレバーを内側でロー側(軽く)。
フロント変速(左)も同じ要領で、ちゃんとブラケットポジションで変速操作ができるので、STIレバーへの移行時も全然困りませんでした。
この「ギアが目視できる」メリットを考えると、特に初心者にはクラリスよりターニーの方が良いと思うけどなぁ。慣れるまでは 7速も8速も変わらんし。 どっちも重いし。
おすすめかもポイントその5.スタンドがデフォルト
ショップ店員さんに「普通付けないっすよ」と言われて別の商品に流される筆頭、キックスタンドが初期装備。

サイクルラック無くてもコンビニ、スーパー寄り放題。後々の街乗りユースにも大活躍します。
初心者の時、ホントは欲しいけど店員さんに言われたから付けなかったって人も多いんじゃないでしょうか。
おすすめかもポイントその6.仏式バルブ→英式バルブ変換アダプター付き

参考リンク:http://nestobikes.com/info-useful/valve_adapter/
・ママチャリと同じ空気入れが使える。
・初心者がポンプ持って買いたてのチャリ乗って帰るのはムズいので、またポンプ買いに来ることになるのがとりあえず省ける。
購入前は「なんか空気入れが特殊」って知識しかないですし。実際、結構使いました。もうどっか行ったけどw
おすすかもポイントその7.10万以内で「揃えられる」
予算10万以内、って思っててもオプションその他必需品で絶対に10万円に収まらないのがロードバイク。 必要になるのはだいたい完成車価格+3万です。
でも、FALAD-Kならスタンド、ベル、リアリフレクター、フラットペダル付きで税込み7万ちょい。ペダル付き!
ロック、ボトルケージ、フロントライト、リアライト、ヘルメットを買って防犯登録しても9万いかない。 フロアポンプ、予備チューブ、携帯ポンプ、タイヤレバー、ツール缶も問題ないでしょう。
浮いた残りでビンディングシューズ・ペダルセット、もしくはレーパン・ジャージセットも狙えるかも。
なお、僕はヨドバシ梅田で買って10%還元だったので、予算として想定していた10万以内で一通り揃える事が出来ました。 一応ある程度のメンテもしてくれるしパーツもそこそこあるので、悪くないですよヨドバシ梅田。
分かりやすいスペック的なメリットはこんなところでしょうか。このオプションてんこ盛りで10kg切るんだから結構いいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「初心者におすすめ」まとめ記事では見ることが無いようなメリットの数々。特に価格なんかはもう、狙い澄ましたような設定じゃないでしょうか。(いかがでしたでしょうか、って書けた!笑)
いずれも「ロードバイクが趣味」と公言する人には分からない、初心者が不安になりそうなツボを押さえてます。「そういうもんだからそのうち慣れる」って言うのは簡単なんですが、買ってもないのに分かるかよ、っていうアレ。
他メーカーとの比較ですが、どのみちエントリーモデルでは所有欲はそうそう持ちませんので、どうせすぐに次の自転車が欲しくなります。あんま悩んでも仕方ない。むしろあえてターニーにしとく方が2台目の踏ん切りがつくのでは?
ちなみに僕は2台目をカラーで選んで105にして4か月、とても気に入ってますがもはや物欲が不安です。無線アルテグラはよ。(3年後かなぁ。絶対ガマンできない。)
1台目である程度のグレードを考えてる人は、取り扱いだけ気をつけてください。特に車止めとか車止めとか車止めとか。
##追記##
他の有名メーカーのエントリークラスと比較して、コンポがターニーであること以外の大きな違いですが、フォーク(前輪を固定してる部分)周りがアルミ製、というデメリットがあります。
有名メーカーではエントリークラスであっても、たいていフレームはアルミでもフォークはカーボンになっています。手に伝わる振動吸収性に大きな違いが出るので、FALAD-Kでは100㎞越えとかのライドは少々キツいです。(とはいっても、カーボンが出回る前のグランツールはアルミだったりクロモリだったりした訳ですしね。)
##追記終わり##
以上、NESTO FALAD-Kがエントリーモデルとしておすすめ「できるかもしれない」立場に立ってみた記事でした。たまにはこんな目線の紹介があってもいいよね。
今10万以内で選べ、って言われたらまず選ばないですが、初めての1台としてはそこそこいい選択だったと思っています。
でもまぁ結局、自分が「いい」と思った自転車が一番、ということで。
写真撮ってて気づいたんですが、メンテサボりすぎなんでちゃんときれいにします。
終わり。
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