好きなもの食べて、楽しみながら痩せる。
このブログのテーマですが、こう書くとなんかダイエットサプリの安いキャッチコピーみたい。 先週のゴーゴーカレーライドでも体重減できたのでちょっと調子に乗った僕、我ながらどうかと思います。
でも、あれ食って痩せられるのはたぶん、基礎代謝も高くカロリー消費量も多いデブのうちだけでしょう。80kg台前半とかまだダイエット途中でも、ある程度基礎代謝が下がってしまうと150km走る程度じゃ太らないまでも、痩せるのは無理なんじゃあないか。
じゃあ今のうちに色々行くしかないじゃない!
ということで今日は奈良に行きます。
ええ、分かってますよ、言い訳だって事くらい。結果を出せばいいじゃないのさ。
さて、奈良県・大和郡山には「日本一大きいトンカツを出すお店」としてTV・雑誌などでも良く取り上げられる「とんまさ」さんがあります。行くならここでしょう。
とんまさ名物の1つの若鶏定食(大)
— 魔術師ヤン (@issyarurotorrk2) 2018年9月5日
いただきま〜す😃#とんまさ pic.twitter.com/N8LBp4CLyt
ゴーゴーカレーライド唯一の反省点は胃がもたれてしまってライド後の楽しみであるビールが飲めなかったこと。今日は同じ轍を踏まないように、若鶏チキンカツ定食(並)で小手調べといきましょうかね。
ルート設計
僕の住む南森町から奈良方面へのアクセスは生駒山系に阻まれます。ロードバイクでの生駒山系越えのルートとしては、清滝峠、十三峠、暗峠など。
暗峠はまぁ論外として、十三峠はちょい僕にはキツく、唯一越えられそうな清滝峠経由は大和郡山までの片道30kmちょいと、いくらなんでもダイエットライドにはショートカットすぎます。
他に枚方~京田辺経由の峠無しルートもありますが、なんかそそらない。
かといって、淀川~木津川を往復ってのもあまりに芸がない。さてどうしよう、とあまり行ったことがない生駒山系の南の方へ目をやります。
「生駒山系って柏原市、大和川で切れるんや。そのまま大和川~王寺~大和郡山って手もあるけど、折角やしもうちょい南行って吉野の入口くらいからガーっと上って木津川から帰って来よかー」
柏原~下市口~奈良県を北上して大和郡山を経由、木津川からいつものコースで帰ってくる大体のルートが決まりました。田尻峠とか峠っぽいのはあるけど、ルートラボで見る限り勾配は大したことない。
唯一、下市口直前に15%くらいの坂があるけど、1.5kmで75mアップとかなんでヒルクライムというレベルではない。まぁなんとかなるでしょう。
恩智川を通って下市口まで
なるべくなら170号線の排ガスは浴びたくない、と思って考えたルート。
とりあえず東大阪市に出て
恩智川にアクセスします。恩智川には、近鉄奈良線を越えてからアクセスしましょう。
この恩智川、なんてことはない小さめの川なんですが、途中になかなかフォトジェニックなレンガ造りの橋があります。期待してなかっただけにちょっとびっくり。唐突にこんな景色が見つかるから自転車って面白い。
八尾市以南の恩智川沿いは普段は通学路っぽいですが、土曜朝なので快走して南下すると次第に生駒山系が近づいてきます。
高井田で大和川を渡り、河内国分駅前で陸橋を登ることになりますが、そのまま165号線沿いに進みます。途中のローソンで休憩&朝ごはん。コーヒーとパンを食べます。
で、30号線を走って葛城山(大和葛城山)登山口あたりで吉野方面に向かおう、と思っていたんですが、気づけば葛城市から御所市に突入。
あわてて東に進路を切って迷いました。ルートを確認すると葛城山はまだ先だった。大和葛城山って葛城市じゃなくて御所市なんですね。ややこしい。
昔上った(※ロープウェイ)ことがあるのでちょっと行ってみたかったんですが、今回はあきらめましょう。そのまま南下して吉野口駅から下市口を目指します。
下市口直前、stravaで「626climb」てセグメントされてる区間があるんですが、ここが僕的最終関門。最後の15%勾配直前で足つきしました。テヘペロ。
上ったらガーっと下って、下市口駅に到着。
この下市口駅は吉野、天川村、十津川村、大台ケ原など奈良の絶景各所への分岐の入口となる駅。輪行でも良く使われているみたいです。
今はこの先に向かうのは到底無理ですが、いつか、きっと。
トンネルの恐怖~飛鳥を越えてチキンカツを目指す
坂を上ってさすがにお腹が減った。モスバーガーの誘惑に耐えつつ、サイクルラックのあるローソンでLチキとおにぎり(大)をもぐもぐ。
で、ゆるゆると169号線を上がってロードバイクで初めて突入するトンネルへ。しかも下り。
新芦原トンネル
740m、ずっと-3%の下り。写真はないのでストリートビューで。
いやー怖かったー。ライト点けたので車は離れて通ってくれますし二車線ですが、なんか「もしスリップしたら死ぬ」って恐怖感が普通の下りと段違いですね。多くの人が「慣れない」ってブログに書いてますが、ありゃ慣れんの無理だわ。
そのまま飛鳥へ。中学生の遠足以来。男子だけでマラ石にはしゃいだなぁ。
ちょっとブラブラしようかと思ってしばらく時間潰しましたが、ソロのロードバイクは異質な雰囲気。飛鳥はまったりワイガヤする場所ですね。グループポタがいつもに増してまぶしいー。
その後、169号線、24号線は車がつっかえ気味に低速で走っていてなかなか進めず、何度か別の道に逸れようと試みますがうまいこと行かずにしばらくウロウロします。
たまたま「寺川」という川沿いに出てようやく快走。
さぁ、チキンカツが近づいてきた。
大和郡山「とんまさ」 チキンカツとご対面
やってきました大和郡山。「とんまさ」さんです。ここまで約100km、空腹スパイスは十分。(Lチキ食ったけど)
お店のホームページに「自転車、ロードバイクはお店の前に」って書いてあるので看板下に自転車を固定して店内へ。固定できる場所が少ないので複数台で来るとちょっと苦労するかも。
お店の写真撮り忘れた。まぁいいや。オーダーから待つこと10分ほど。
若鶏カツ定食(並)1,550円。
並でも中々にそそるビジュアルです。ごくり。いただきます。
パクリ。表面は乾きパン粉系のカリカリクリスピー、ですが衣の内側がふわっふわ。もうふわっふわ。そしてめっちゃ柔らか&ジューシー鶏肉。
うん、これはウマい!!!!!
断面を見てなるほど納得。
鶏肉は薄めにカットしてあって、厚すぎず、薄すぎない玉子でしっかりとコーティングされています。ボリューム出して見せるために鶏肉が薄い?いや、これはきっと、そういうことじゃない。
肉はオーソドックスなチキンカツと同じ鶏ムネ肉なんですが、ややもするとパサつきを感じてしまう鶏ムネ肉を薄めにカットすることで固くなる前に火が通るようにして、柔らかくジューシーな食感を実現。
さらにふわふわの玉子の衣が主張しすぎないちょうどいいバランスで口の中に拡がって鶏肉と渾然一体の旨みを引き出しているので、肉が薄いことによる物足りなさを感じさせません。
薄いので難しそうな絶妙な揚げ加減で柔らかジューシーな鶏肉とふわふわ玉子、この薄さが正解です。油もきれいな油でベトつかず臭みもないサラッとした口当たり。
(並)で鶏肉の正味量はおそらく350g~400gくらい。普通の150g~200gくらいのチキンカツと比べると段違いの量&味です。
1,500円ほどと少し高めに見えますが、量・質ともに満足に足る価格設定。むしろこれが200gとかで1,000円の普通の定食だったら「肉ケチってる」という、見当違いな誹謗中傷を受けかねないかもしれない。
決して奇をてらったデカ盛りB級グルメじゃなく、これで一つの完成形なんじゃないだろうか。
きっとこの切り方、揚げ方、ボリュームが「とんまさ」さんが考えるチキンカツの答えなんだろうなぁ。肉肉しい揚げ物も好きだけど、これも好き。
見た感じ(大)はおそらく鶏肉が倍の700g~800gくらいかな。このクオリティでその量で1,800円ってのはさすがに安すぎねぇ?いやはや、おみそれしました。
とか考えながら(並)をチャチャッと完食。うまし。
先週行ったどこぞのカレーと違って油がもたれない(あれはあれで大好きですよ?)んで、ある程度走った後の自転車乗りなら(大)も行けるでしょう。ただ (大)の量でソースばっかはちょい飽きるかも。塩も試したけどムネ肉なんで少ない脂、 塩が立ちすぎて合いませんでした。
それよりも百匁トンカツ、びっくりカキフライが気になる。
650gのトンカツはさすがに満足度高そう。次はトンカツにチャレンジしようか。いや季節が終わる前にカキフライ?悩むー!!!
やー、堪能しました。ごちそうさまです。再訪確定。
そのまま奈良らしい所には掠りもせず、木津川からサイクリングロードで帰って参りました。
ロードバイクダイエットのログ
出発直前体重:93.5kg
帰宅直後体重:92.7kg
消費カロリー: 5,336Kcal
坂があったり迷ったりで平均速度22.8km/hとやや遅い目だけど、帰ってきたころには程よい空腹感でいい感じ。
ビールもうまかったし、満足です。
終わり。
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